ミル・マッシュは生きるために一度死ぬ

ご無沙汰しております。気が付いたら一年半くらい放置されてた。なんだか久々にものを書きたいという願望、「突発性文章表現執筆欲求」(そんなものはない…)が生じてしまったため、筆を執ってみたんです。*1

というのもなんかもう生きてる感がまるでないので、こいつぁ死ぬ一方だぜと。何かしらの物を残しとけば死んだ際になんかいいことあるだろうという極めて後ろ向きな理由からくる衝動となってるんですね。デジタルタトゥーばらまきマシーンになるぞ。

とかなんとか言ってもガチの近況報告をしても何も面白くないので(最近のミルマッシュはどっかの国の出店がひたすらに果物を切るYouTubeを観るなどして暮らしています)、「生きる」を定義するために「人生で最も死に近かった瞬間」こと国立パスタ博物館で死にかけた話をしたいと思うのです。

こんな暗い始まり方では、視覚からでも体調を崩してしまう、ある種のデスブログと化してしまうので明るい文章を書くために「たけしの挑戦状」のBGMを流しながら書いています。みんなも聴きながら見るとよいです。(たけしの挑戦状のBGMは明るいので)

 


▲「シュレーディンガーのみるま」こと決戦の場。拷問器具にしか見えないパスタ切りマシーンや、壁一面にぶら下げられ、熱帯の家の屋根のようなテクスチャーになったパスタなどの展示があります。新横浜ラーメン博物館も見習った方がよい。(画像出典:Foursquare.com)

 

時はミルマッシュがCuteなBabyだったころまでさかのぼります。(「帰ってきたときにねこが玄関にいる」の方がかわいいだろう!などのアンチが発生した場合私は泣いてしまいます)

両親が海外旅行を好み、その流れでイタリアはローマまでミルマッシュはベビーカーon状態で輸出されたのです。(ネグレクトが発生された場合、多少死が早まってた恐れがありますが、されてなかったのでよかった。)

私の中のイタリアに対するイメージは「アサシンクリード」と「ジョジョの奇妙な冒険5部」などしかないので、何ならいつ死んでもおかしくはなかったのですが、幸いにも安全で快適な旅を送ることに成功したわけです。

そんなおもしろトリップを謳歌してたというのに、ここで私にも遺伝している「尖り」の因子が発動したのか両親は全然メジャーな観光地ではない国立パスタ博物館へと歩みを進めることを決めたのです。でもまあ、仕方ないよ。(パスタはおいしいので)

案の定そんなイタリアのモヤモヤさまぁ~ず2しか来ないような空間には閑古鳥爆音FESであり、そこにはラピュタに出てくるドーラの息子のような二人組の男が暇を持て余していたのです。イタリア人の二人組の男なんて、出会い頭に殺されてしまっても仕方ないような気もしますが(偏見)、幸いにも聖人君子のような優しさを持ち合わせていたのでよかった。しかしその優しさが牙をむくというものなのです。世の中は不条理に満ち溢れいている。

というのも男たちは優しく、なおかつ暇なばかりに「最悪の服屋」、もしくは「絵画の展示販売会のくそ販売員」ばりにグイグイの干渉をしてくるのです。そんなサービスの鬼たちをマラドーナがごとく軽くいなすも、さしずめ泣きっ面に蜂、傷口に塩、家族連れにパスタ博物館とでも言わんばかりに、古い施設が故にそこにはバリアフリーのバの字も存在せず、階段が5億か所くらい存在してしまったのです。そんなもの、ベビーカー持ちにはSASUKEも一緒ですよ!汚い水に落ちてしまいます。

当然、暇を持て余した男たちがそんな状態を見逃すわけがなく、困っている家族連れを前にベビーカーを持ち上げ運ぼうようとするのです。なんてありがたい!、なんてことはなく、不幸にもそのベビーカーは折り畳み式だったのですが、不幸にもあんまり持っちゃいけないようなところを持たれてしまい、不幸にもうっかりこのまま折りたたまれてしまったらミルマッシュはホットサンドメーカーのように潰されて無残にも死、もしくはそれに近い状態となってしまいます。

日本に生まれイタリアに散るというのはジョルノ・ジョバァーナのようでかっこよいですが(死んではいない)、それはよくないので、それはよくないですよと両親は必死に説得を試みるものの、「Hey!そのままではBabyは死んでしまうので今すぐ手を離したまえよ!」なんて込み入ったイタリア語など知らないので、あわれにもそのまま今のようなクソデブではないミルマッシュはあれよあれよと持ち上げられてしまいます。Babyには神が味方するので幸いにも何もなかったものの、先述したように階段は100億か所あったのでそのたびに生死の抽選、まるで一発台クルーンのような抽選で私は死んでいたかもしれないのです。

まあそんな話です。今ミルマッシュがパスタではなくピザにこだわりがあるのはもしかしたらこのような潜在意識が働きかけてるのかもしれませんね。(うそ)

こんな感じのたわごとを週一くらいのペースでかけたらよいとされるのではないでしょうか。もう死なないで週一。何卒~~~ッ。

*1:書いた後に見てみたら最初の記事でも同じこと言ってた